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種類
【拡張型心筋症】

拡張型心筋症とは

拡張型心筋症は、左心室の内部及び両室が異常に大きくなる病気です。心室が大きくなるため心室の壁は伸ばされて薄くなります。そうなると、収縮力が低下し、心臓のポンプ機能が破綻します。無症状で発見されることもありますが、多くは心不全や不整脈で発見されます。なかには、突然死で発見されることもあります。問題となる病態は、収縮不全、不整脈、塞栓症で、治療はこれらの症状を抑えることが基本となります。

女性よりも男性に多く、25~60歳頃にみられるようです。予後は人によってさまざまですが、5年生存率は約50%といわれています。症状が顕著な患者ほど予後は悪いといわれています。

原因


家族内で発症することがあるので遺伝的要因があるといわれています。しかしその関係は医学的にまだはっきりとわかっていません。しかし、同じ心筋症のひとつである肥大型心筋症に比べるとその頻度はかなり低いようです。心筋炎を繰り返すうちにこの病気に移行してくることもあります。

症状

呼吸困難

ポンプ機能の低下により、はじめに動悸、息切れを生じます。はじめは運動時だけにあらわれますが、進行すると安静時にもあらわれ、むくみや不整脈を伴うこともあります。次に咳や呼吸困難などが現れ、さらに進行すると全身のむくみ、頸静脈怒張(首の左右を走る静脈の流れが悪くなり、 圧が高まって腫れること)、肝臓の腫れなどがみられます。

治療

拡張型心筋症は、原因不明の病気であるため、症状をおさえる対症療法が治療の中心となります。根治的な治療は心臓移植しかないといわれています。

治療法 内容
生活指導 水分・塩分・飲酒の制限や規則正しい生活とストレスを避けるような指導があります。
心不全症状 ACE阻害薬やβ遮断薬、スピロノラクトン、ループ利尿薬、ジギタリスの順で薬が用いられます。
不整脈 抗不整脈薬、植え込み型徐細動器、ペースメーカーなどで対処します。
血栓・塞栓症 ワルファリン・アスピリンの使用
外科療法 心臓移植、左室縮小術(バチスタ手術)など

特発性拡張型心筋症は”公費対象”の病気

特発性拡張型心筋症の患者は、国の制度である難病患者の医療費助成制度を受けることができます。この制度では、保険診療では治療費の自己負担分は約3割相当のところを、その一部に関して公費負担を受けることができる制度です。

公費の負担には、認定基準があり、主治医の診断に基づいて都道府県(保健所)に必要書類を申請します。病気の認定されると、「特定疾患医療受給者証」が交付され、公費負担を受けることができます。

※他の法令により国又は地方公共団体による医療に関する給付が行われている方は除かれます。申請については最寄りの保健所にご相談ください。

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